実は、新渡戸稲造は何をした人なのか?
世界的に有名な『BUSHIDO(武士道)』を書かれた方である。
しかも、それを英語で書いているわけだが、
特筆すべきは、その卓越した英語力ではなく、題材を武士道としたところ。
外国文化に触れた瞬間、自国に対し漠然とした不満を持ち、
それとは逆の外国文化への憧れを抱く。
俗に言う、隣の芝生は青い現象に陥ってしまいがちな、われわれ日本人。
しかし、新渡戸稲造は素晴らしい事に、母国の持つ文化や国民性、
これらが美しいものであると、胸を張って主張する事の出来る人であった。
武士道を通して誠実に生きる事、そしてそれを美徳とする国民性を
桜に例えて、英語で表現した新渡戸稲造の人生哲学は、実に学ぶところが多い。
Chivaly is a flower no less indigenous to the soil of Japan than its emblem,
the cherry blossom; nor is it a dried-up specimen of an antique virtue
preserved in the herbarium of our history
(Inazo Nitobe『BUSHIDO the soul of japan』より一部抜粋)
最近、筆者がハマッているゲーム『おいでよどうぶつの森』に登場するキャラ。
潔さ、誠実さ、人の生きる道を、我々プレイヤーに説教してくれる
例えば、現実世界で大和魂を持つ男が新渡戸先生とするならば、
ゲーム界で大和魂を持つ男、それがどうぶつの森のリセットさんである。
筆者も、ついついやってしまい、もう三回ほど叱られた。
くらぁ~!正座しろ!とか、、、ごめんなさい!って言えとか、、、
いさぎよいいきかたなんて、
ぎゃくに ゲームのなかでしか
たいけん でけへんで!
やりなおしなんかきかへんところが
じんせい っちゅーもんやわな。
(リセットさん)
どうぶつの森は、特に目的の無い、終わりの無いゲーム
仮想の村に、自分の分身を住まわせて、釣りをしたり、花に水をやったり(笑)
これがほのぼのしてて楽しい。是非、買ってプレイして下さい。
武士道を英語で全部読むのは難しいです。宝島社文庫から『「武士道」を読む!』が
最近出版されたので、良かったらどーぞ。
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by cupido
| 2008-07-06 23:35
| 世間ばなし